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福祉関連の本の紹介と、ちょっとした福祉にかんする話題を提供するコーナーです

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No7 松川由紀子『ニュージーランドの子育てに学ぶ』小学館、2004年

キーワード:スロー保育、子育て支援、親育ち、保育園

  わが国の子育て支援に役立つ情報を、「親に優しいスロー保育の伝統」をもつニュージーランドから学ぼうという本である。
各種のサービスが紹介されているが、「実演と説明で無理なく子育てノウハウを伝えるパフトプログラム」というのが興味を引いた。これは、保育者資格をもった担当者が定期的に家庭を訪問し、乳幼児の発達に合わせて実演しながら育て方のヒントを与えていくという親教育サービスである。もちろん、家庭訪問を望む家庭を訪問するわけだが、1人親家庭や若年家庭、少数民族の家庭など、ある程度対象を絞って、本サービスは提供されているようである。
わが国では保健師による家庭訪問はあるけれど、保育士による実演しながらの「親育ち」支援はまだ発達していない。虐待予防として、ハイリスク家庭に専門家を派遣するサービスは制度化されたようだが、積極的に取り入れようという自治体はまだ少ないようだ。パフトプログラムを導入することは容易ではないだろうが、子育て支援センターや子ども家庭支援センターにまで出て来ることができない親たちに対するサービスとして必要ではないかしら。
もっとも、子育て支援をなにもかも「専門家」に任せていくということでよいのか、という疑問も出てくるだろう。地域で相互に支援できればよいのだけれど、今は、同じ乳幼児をもつ親同士でも、自分たちでコミュニケーションをとり関係をつくっていくのはむずかしいらしい。とすると、「専門家」が介在して子育て、「親育ち」を支援する必要はやはりあるかも。
  とにかく、今、子どもは親にとっても「異文化」。だから、子どもとの向き合い方を「実演」して示すとともに、「指導」や「助言」ではなく、ストレスの多い体験を「受け止め」てあげる必要がある、と松川さんは言っている。
  要介護高齢者の介護者には、介護方法を直接教えてくれたりグチを聴いてくれるケアマネジャーやヘルパーがいるのに、家庭で乳幼児を育てている親には誰もいない。やはり、「親育ち」の支援は必要なんだろう。
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