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福祉関連の本の紹介と、ちょっとした福祉にかんする話題を提供するコーナーです

No21 竹内孝仁 『認知症のケアーー認知症を治す理論と実際――』 
年友企画 2005年

キーワード:認知症、ケア、

       いやあ、読んでよかった。従来の脳血管障害による痴呆とアルツハイマーによる痴呆の違いとか、認知症の人に対するケアについて多少は本を読んでいた。また、認知症の当事者が書いた『私は誰になっていくの』を読んだり、身近にいる認知症の人を見ていて、今までの知識ではよくわからんなあ、という思いが強くなっていたところだった。
       ケアマネジャーさんやケアワーカーさんたちに絶大の人気を誇る竹内先生のこの本で、納得できることが多かった。

       認知症は、身体的活動性、生理的ボケ、社会的関係という身体、精神、社会のそれぞれの要因が関係して生じる。認知症と正常の境はうっかりミスを自己修正できるかどうかである。認知症の人々の心理は混乱と不安,怯えと孤独感、怒りなど。閉じこもり予防こそが寝たきりと認知症予防であること、などなど。理論的説明が大変わかりやすい。

       ケアの専門家は当然のこと、認知症予備軍の高齢者も、認知症の人を家族にもつ人々も、こうした知識とケアの技術をできるだけ早期に学ぶことが必要だ。認知症はこわい病気ではないこと、適切に対処できる障害であることを早く学び、不幸な状況を少しでも減らしていきたい。
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