FC2ブログ

Book+

福祉関連の本の紹介と、ちょっとした福祉にかんする話題を提供するコーナーです

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
No17 神野直彦・澤井安勇編著  『ソーシャルガバナンス ――新しい分権・市民社会の構図――』  東洋経済新報社  2004年

キーワード:ソーシャルガバナンス、分権、市民社会組織、市民活動団体、NPO、自治会、コミュニティ組織、

    最近、ソーシャルガバナンスとかソーシャルキャピタル(社会的資本)といった新しいカタカナ用語を見聞きする。ソーシャルガバナンスって一体何?

    「民間でできることは民間で!」と叫び続けた小泉自民党の圧倒的勝利によって、新自由主義の政策はますます進むと思われるが、ソーシャルガバナンス(以下、面倒なのでSGと略します)とは、神野先生の言葉を借りれば、新自由主義への対抗戦略である。「官から民へ」は、「官から私(市場)へ」ではなく、「官から公(市民)へ」であるべきで、「市場の失敗→福祉国家」、「政府の失敗→福祉国家のリストラクチュアリング:市場拡大」に代わって、「政府縮小→市民社会拡大」としていくのがSGである。
    すなわち、NGOやNPO、ボランタリー組織などの市民セクターが、政府機関の担っていた社会統治機能(パブリック・ガバナンス)を部分的に代替していくことを、SGは意味している。

    本書の章の多くは、サブタイトルに「新しい分権」とあるように、地域社会におけるガバナンス、すなわち、ローカルガバナンスを扱っている。そのため、NPOなどの自発的参加型の市民社会組織だけでなく、従来からある町内会・自治会といったコミュニティ組織(地域コミュニティ)も重要だとし、その「再生・創造」と、NPOなどとの有機的連携について述べている。
    では、その「再生・創造」と有機的連携はどのようにして可能なのか?これについてはやや抽象的という印象をもった。また、提示してある方法の実現性やその条件について触れて欲しいと思うところもある。もっとも、北九州市の市民福祉センターの事例紹介などを通して、少しは見えてくる。
     ソーシャルキャピタルについては、またいずれ。
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://beagles.blog15.fc2.com/tb.php/17-3e7887d2

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。