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No.103  中野民夫・森雅浩他 『ファシリテーション――実践から学ぶスキルとこころ――』岩波書店、2009年


キーワード:ファシリテーション、ファシリテーター、スキル

ファシリテーションは、本書にもあるように、あらゆる実践分野で必要な「スキルと考え方」になってきた。ファシリテーションは、グループやチームによる話し合いを進めるスキル、ノウハウを指すだけではない。

「学校や社会教育、地域や市民活動やNPO/NGO、企業や行政、医療や福祉、農業などの現場で、参加型の場をつくり、集う人の智慧と思いを紡ぎながら何かを改善していこう」という人々の思い、「この世の中をもっとまともにしたい」という願いを実現するための、「平和で持続可能な社会づくりの共通基礎文法」なのである。この思想があるから、岩波から本書が出されたのだろう。

ファシリテーションの実際として5つの事例が紹介されている。鈴木まり子「市民参加を進めるファシリテーション」を読んでいると、ファシリテーションの考え方とスキルが、地域のソーシャルキャピタルづくりに貢献するその過程がわかって面白い。

「地域づくり」は、市民が政策決定過程や政策モニタリング過程に公募市民として参加するとか、行政機関が地域ネットワークづくりの講演会やシンポジュウムを開催する、地域包括支援センターが民生委員協議会に出向いて協力支援を要請する、などなど、さまざまなレベルで多様な方法が試みられているだろう。だが、「市民参加を進めるファシリテーション」はもっと広がっていい。

「大学での参加型授業を実現するファシリテーション」も、多くの大学におけるFD(ファカルティ・デヴェロップメント=教員教育)に参考になるはずだ。

地域づくりも学習も、その意欲や意識を持ってもらうことから始まる。そのためには、参加を楽しい、面白いと感じてもらうことが必要だ。そうした体験をもってもらうためには、ファシリテーションのスキルは欠かせない。

ソーシャルワーカーは、家族との面接や職場でのミーティング、関係機関とのカンファランスなどで、ファシリテーターとしての役割を求められることが多いはず。「ファシリテーション」から学ぶことは多い。
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